2019年に全米で公開されたドキュメンタリー映画『Martin Margiela in His Own Words(英題)』の邦題が決定。日本全国の映画館で順次公開。
2019年に全米で公開されたドキュメンタリー映画『Martin Margiela in His Own Words』が、邦題『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』として、国内2021年9月17日(金)より渋谷ホワイトシネクイントほか、全国の映画館で順次公開される。
これまで明かされなかった Martin Margiela(マルタン・マルジェラ)のキャリアや生い立ちを、初めて“本人の言葉で”綴る。
パリ発のファッションブランド「Maison Martin Margiela(メゾン マルタン マルジェラ)」を1988年に設立し、アントワープ6(アントワープの6人)と呼ばれた伝説的デザイナー「Martin Margiela(マルタン・マルジェラ)」。
ドキュメンタリー映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(英題: Martin Margiela in His Own Words)』では、キャリアを通して一切公の場に姿を現さず、匿名性を貫いたマルタン・マルジェラ本人が初めて映画の制作に協力。これまで一切語ることのなかったキャリアやクリエイティビティ、「人生で最も重要な人物」と語り、自身に最も影響を与えたという祖母や子供時代についてなど、重い沈黙を破り、“マルジェラ本人の言葉”で綴った、衝撃のドキュメンタリー映画となっている。
不可能とも思われたこのドキュメンタリー映画を作り上げた監督は、世界中で決定的瞬間を捉え続けてきた写真家集団を追ったドキュメンタリー映画『マグナム・フォト 世界を変える写真家たち』や、マルジェラ同様、アントワープ王立芸術学院出身のファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』など、ドキュメンタリーの名作と言える作品を数多く手掛けたライナー・ホルツェマー(Reiner Holzemer)。
これまで30本以上のドキュメンタリー作品を発表してきたドキュメンタリーの名手が、難攻不落と思われたマルジェラ本人の信頼を勝ち取り、「このドキュメンタリーのためだけ」「顔は写さない」という条件のもと、謎に包まれてきた“マルタン・マルジェラの素顔”を少しずつ明らかにしていく。
初めて公表するドローイングや膨大なメモ、7歳で作ったというバービー人形の服などプライベートな記録を見せ、ドレスメーカーだった祖母からの影響、ジャン=ポール・ゴルチエのアシスタント時代、ヒット作となった足袋ブーツ(タビブーツ)の誕生、世界的ハイブランド、エルメスのデザイナーへの抜擢就任、そして51歳にして突然の引退——。そのすべてをカメラの前でマルジェラ自身が明かしている。なお、本人の希望により、この映画では彼の現在の活動については触れられていない。
あわせて解禁となったティザービジュアルは、マルジェラのシンボルカラーである“白”を主役とした大胆かつミニマルなデザインに。マルジェラの代名詞とも言えるメタリックシルバーに輝く足袋ブーツほか、洗練されたスタイルを覗かせる場面写真も公開された。
型破りでエレガント、突然の引退から10年以上経った今も大きな影響力をもつ謎の天才デザイナー、マルタン・マルジェラ。なぜ、マルタン・マルジェラは評価され続けるのか? 革新的、繊細で優しく、かつ大胆不敵、本質を見極め、決して妥協しない。マルジェラの創造性と仕事術、その全貌がいま、初めて明かされる。
映画の最後、ホルツェマー監督がマルジェラに「ファッションについて語らなければいけないことは全て話したか?」と尋ねると、マルジェラは一言「◯◯◯」と答えた。
映画公開場所
渋谷ホワイトシネクイント
ヒューマントラストシネマ有楽町
新宿シネマカリテ
その他各映画館にて順次公開
映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』
Martin Margiela: In His Own Words(ドイツ、ベルギー/2019年/90分/16:9/英語、フランス語)
監督・脚本・撮影:ライナー・ホルツェマー(『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』)/撮影:トゥーン・イレハム/編集:ヘルマー・ユングマン/音楽:dEUS/出演:マルタン・マルジェラ(声のみ)、ジャン=ポール・ゴルチエ、カリーヌ・ロワトフェルド、リドヴィッジ・エデルコート、キャシー・ホリン、オリヴィエ・サイヤールほか
日本語字幕:額賀深雪
配給・宣伝:アップリンク
© 2019 Reiner Holzemer Film ‒ RTBF ‒ Aminata Productions
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