リー × レショップ 別注シリーズの最新作『WW2 PIERROT PANTS』が登場。
1889年創業 アメリカの伝統的なカウボーイカルチャーを継承する老舗ジーンズブランド「Lee(リー)」と、東京の人気セレクトショップ「L’ÉCHOPPE(レショップ)」による新作別注アイテム『WW2 PIERROT PANTS』が、国内2023年8月11日(金)に発売予定。
販売定価: 31,900円(税込)
レショップは、オープン当初より、Leeとのコラボレーションアイテムをリリースしている。Leeの普遍的なモデル・101をPIERROT PANTS仕様としてアレンジしてきた、特別なデニムパンツだ。
PIERROT PANTSとは、101ライダースの広告やロデオ大会の余興でピエロの衣装として使用されていたもの。
それは実際に着用することを想定されているというよりは、Leeの販促用のもので、Rodeo Clown Pantsとも呼ぶ。
本来はオーバーサイズで穿き、サスペンダーで吊る仕様だが、レショップではサスペンダーボタンにウエストアジャスターを付けて絞れるようにした。ベルトがなくても、ウェストをギュッと絞って穿けるし、サスペンダーで吊ることももちろん、ベルトで絞ることもできる。一見すると情報量の多い見た目だけれど、実際に脚を通すと、それが理にかなったものであると感じてもらえる。
そんなPIERROT PANTSは、完成度の高さと人気も相まって、7年前に企画したモデルからほぼ変更なしで展開してきた。新型のPIERROT PANTSの開発は難航していた。
そんな中で、Leeのアーカイブを深掘っていくと、カウボーイパンツの大戦モデルという存在が浮かび上がってきた。
カウボーイパンツの大戦モデルは、1942年の米国で生まれ、数年間だけ生産された。物資統制という事情のもとに考案されたため、デザインや部材が簡素化され、置き換えられたりしている。その年の前後のモデルとは異なるイレギュラーなディテールによって構成されている。
当時、Leeは他のデニムブランドに先んじてジッパーを採用していた。それが101Zだが、この統制を受けて生産休止となり、ボタンフライモデルのみが展開されることになった。
本来は真鍮や銅などを用いるフロントボタン・リヴェットは、鉄製に変更。鉄材のパーツが錆びることでの劣化も相まって違った経年変化が楽しめる。ウォッチポケットのリヴェットは省略され、バックルバックも廃止。そして特に印象的なのは、バックポケットのステッチおよび補強布の省略だろう。
違和感の塊のような佇まい。されど、その独特の余白に魅了され、新型のPIERROT PANTSのベースに採用された。
現存数が圧倒的に少ないLeeの101大戦モデルの中から、1943年に生産されたヴィンテージの個体をベースにした。
戦中に採用された右綾のピュアインディゴのデニムを用いて、(Leeは戦後左綾デニムを採用)本来簡素化されているはずのボタンをアジャスト用に増やし、広告用ならではのポケットを省いたディテールなど、特異な一着ができあがった。違和感がありながら、必然的で、インパクトがありながら、実用的。そんな、ちぐはぐゆえに魅力的な一本が、今回ついに発売開始になる。
販売はレショップのAOYAMA & SHIBUYA & WEBSTOREにて実施予定。発売日は8月11日(金)だ。
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販売店舗・オンラインリンク(随時更新)
レショップオンラインストア 8/11 11:00〜
アイテムラインナップ・販売価格
WW2 PIERROT PANTS
販売価格: 31,900 yen(intax)
サイズ展開: 32,34,36,38,40
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